効率重視のビジネスパーソンへ!38歳管理栄養士が解説する「DHA」で叶える最強のパフォーマンスと健康

    代謝ラボ METABO+

    こんにちは!忙しい毎日を送るビジネスパーソンにとって、体調管理はパフォーマンスに直結しますよね。

    今回は、その重要な鍵を握る栄養素「DHA」について、データに基づいた視点から徹底解説します。食事制御や代謝、さらには断食研究解読で培った知見も踏まえ、効率的な健康維持に役立つ情報をお届けします。

    DHAとはどんな栄養素?多忙な現代人の必須脂肪酸

    DHA(ドコサヘキサエン酸)は、私たちの体内で十分に作ることができない「必須脂肪酸」の一つで、オメガ3脂肪酸に分類されます。特に脳の灰白質や神経、網膜に多く存在し、思考力や記憶力、視力の維持に欠かせません。「脳の栄養」とも呼ばれるのはこのためです。DHAは、細胞膜を構成する重要な成分として、細胞の柔軟性や情報伝達をスムーズにする役割を担っています。

    DHAとよく一緒に語られるEPAもオメガ3脂肪酸ですが、DHAが主に脳や目の健康を支えるのに対し、EPAは心血管系の健康維持に特化し、血液をサラサラにする働きが強いとされています。

    DHA効果:パフォーマンス向上と健康維持の味方

    DHAには、多忙なビジネスパーソンの健康とパフォーマンスを支える様々なDHA効果が期待できます。

    • 認知機能・集中力の維持向上: 脳の神経伝達を促進し、記憶力や学習能力、集中力の維持に貢献します。年齢と共に低下しがちな脳機能のサポートにも役立ちます。
    • 心血管系の健康サポート: 中性脂肪やコレステロールのバランスを整え、血液をサラサラに保つことで、動脈硬化や高血圧の予防に繋がります。心臓病のリスク低減も期待できます。
    • 抗炎症作用: 体内の炎症を抑える働きがあり、アレルギー症状の緩和や慢性炎症性疾患の予防にも貢献します。
    • 妊産婦・赤ちゃんの健康: 妊娠中のDHA摂取は、母体の健康維持だけでなく、赤ちゃんの脳や目の発達、免疫機能の促進、さらには早産リスクの低減にも関与するとされています。

    1日のDHA摂取推奨量と効率的な摂り方

    厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」によると、DHA・EPAを含むオメガ3脂肪酸の推奨摂取量は以下の通りです。

    年齢 男性(g) 女性(g)
    18~29歳 2.2 1.7
    30~49歳 2.2 1.7
    50~64歳 2.3 1.9
    65~74歳 2.3 2.0
    75歳以上 2.3 2.0
    妊婦 1.7
    授乳婦 1.7

    (※上記はオメガ3脂肪酸全体の推奨量です。乳幼児・学童期のデータは割愛します。)

    DHAは主に青魚に豊富に含まれています。しかし、農林水産省のデータによると、近年日本人の「魚離れ」が進んでいるのが現状です。毎日魚を調理する時間がない、焼き魚や揚げ物ではDHAが失われやすい(焼くと約2割、揚げると約6~7割減)、コストがかかる、といった課題も多く聞かれます。

    そこで、忙しい皆さんにぜひ活用していただきたいのが「DHAサプリ」です。食事からの摂取が難しい日でも、手軽に効率よく必要なDHAを補給できます。

    DHAが豊富な食品(100gあたり)

    食品 DHA(mg)
    まぐろ 4,000
    さば 2,600
    さんま 2,200
    ぶり 1,700
    うなぎ 1,300
    さけ 1,100
    いわし 980
    卵黄 230
    牛肉 87
    豚肉 61

    DHAサプリメントの活用法と注意点

    DHAの摂取は一般的に安全ですが、過剰摂取は出血傾向を高める可能性があるため、推奨量を守りましょう。また、持病をお持ちの方や薬を服用中の方は、必ず医師や薬剤師にご相談ください。

    DHAサプリを飲むベストなタイミングは、食事と一緒です。特に脂溶性のDHAは、脂肪分を含む食事と共に摂ることで吸収率が高まります。朝食や夕食時に決まった時間に摂取することで、体内のDHAレベルを一定に保ちやすくなります。

    まとめ:DHAで賢く健康管理を

    DHAは、脳機能の維持から心血管の健康、さらには多忙な日々の集中力サポートまで、私たちの健康に多角的に貢献する必須栄養素です。毎日魚を食卓に取り入れるのが理想的ですが、難しい場合はDHAサプリを賢く活用し、効率的に摂取することをおすすめします。

    ご自身の健康は、ご自身で守り育むもの。今日からDHAを上手に取り入れ、充実した毎日を送りましょう。

    専門図解分析を用いて、さらに具体的な摂取プランをご提案する機会も設けていますので、ぜひご活用ください。皆さんの健やかな生活習慣が、より豊かな未来へと繋がることを願っています。

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